生活するためには安定的な収入が必要である。そのため、企業に所属して労働を提供する対価として給料を得ることは一般的な形と言える。
希望している業種、職種で勤務できていれば、やりがいを持ちながら働くことが可能だ。しかし、希望していない業界や職種で働く場合、仕事の魅力を発見することができず、モチベーションが上がらない問題に直面する場合がある。生活するための収入といっても、モチベーションのある状態と低下している状態では、発揮できるパフォーマンスに差が生まれる。これは、雇用している企業側と労働を提供する従業員の双方にとってメリットがない状況だ。
仕事の魅力を感じるために必要なポイントは、業務を担当するようになった時から現状までの成長を振り返ることである。担当したばかりの頃は、わからないことやできないことが多い。しかし、経験を積み重ねると知識は増え、できることは多くなる。振り返った時に成長を強く実感したのであれば、その時点で仕事の魅力に気付くことが可能である。成長を実感できない場合は、担当している業務に向いていないことが考えられる。
また、希望している業務を担当しているにもかかわらず、成長を実感できないのであれば、業務への取り組み方に問題がある可能性が高い。そのため、まずは業務への取り組み方の検討が必要だ。取り組み方の問題点や改善点を発見できた時は、実際に業務の中で試す方法が効果的である。このように、問題点や改善点の発見と実践の繰り返しが、自身の成長を実感するためには必要となる。